MacのScanSnapでパスワード付きPDFを作成

ScanSnapManagerのWindows版とMac OS版とは微妙な機能差分があって、そのうち対応してくれないかな〜と思っていたのですが...
そんな気配が全く見えないので、そろそろ諦めるしかないかなと思っていた機能の一つが「パスワード付きPDFファイルの保存」です。
Windows版ではその辺りの設定が出来るんですけどねー(^_^;)

そんなわけで『署名捺印した書類を、ScanSnapしてPDFファイルでメール送付』ということをやりたい場合に、こんな感じの手順を自分でやる必要がありました。

  1. ScanSnapで書類をスキャン
  2. Preview.appでPDFファイルを開いてパスワード設定して別名保存
  3. 別名保存したファイルを添付したメールを作成して送付
  4. 送付済みのファイルは "書類" フォルダの下に適当に配置

別に困るという訳ではないけど、これくらいなら自動化できそうなのにな〜
と思ってからかれこれ二年近く経過orz

それを先日ようやく思い出したのでw
自分の場合は仕事の関係で月に一度か二度くらい書類を送付する必要があるので、そろそろ月末で準備しなきゃ...という丁度良いタイミングなので、今回設定してみることにしました。

とはいえ、ScanSnapManagerでは設定出来ないので、Scan後のフォルダに対してフォルダアクションを設定してごにょごにょする、という手順になります。
※因みにうちの環境はSnow Leopardなので、Leopard以前のフォルダアクション設定とは異なります。

ということで、Mac OS 10.6(Snow Leopard)でのフォルダアクション設定方法を。
まずはAutomator.appを起動して、テンプレートから『フォルダアクション』を作成します。
そしていろいろなアクションを組み合わせて作るわけですが、今回用意したのはこちら。

最終的にはメール送付の部分は今まで通り手動でやることにしたのと(フローに含めることは出来るのですが、自分の場合はメールは全部GMailでやっているので)、書類に移動して整理するのも、また別の手段を考えようということで特に何もしていません。
※これ『Finder項目をコピー』ではなくて『Finder項目を移動』だと何故か上手く動かないことがあったんですよね...なんか謎いのだけど割り切りましたorz
このフローでは暗号化したPDFファイルがデスクトップに保存されますが、INBOXにある元のファイルは元のままで残ります。
...さて、それはどうしようか、また二年後に考えると思われますw

てことで、これで毎回書類を作成する度にやっていた細かい作業を省くことができました!
さらに、ScanSnapManagerの読み取り設定を変えて(保存先を変更して違うフォルダアクションを使う)、例えば名刺をScanした際にサイズを変更してEvernoteに放り込むなどの流れも簡単に出来る様になります。

と、やってみれば小一時間くらいで出来てしまったので、何故今までやらなかったのかと悔やんでおります(^_^;)