独自ドメインでMTOSの移行をするための試行錯誤
このブログを運営しているサーバは、五月の頭に契約が切れるので、これを気にちょっと新しいサーバに契約を変更しようかと思って思考錯誤をくりかえしています。
確か数年前のGWに契約して初期設定したんだよなぁ、と思いつつ、その頃には色々とやりたかったことなどもあったので、使えるねっとのVPSサービスを契約していました。
振り返ってみると、支払っている金額に見合った事をしているわけでもなく、最近の使い方を考えればもっと機能が少なくとも安いサービスで十分だったので、今回sixcoreに移動することに。
12ヶ月払いで約5万円くらい掛かっていたのが、これで約半額くらい節約できます(^_^;)
移行にあたり、ブログそのものは今までと同じ、MTOSを使う事に。
そこで色々ととっぱまる事にorz
まず、結論から言うと独自ドメイン設定する場合、ドメインサーバの設定変更を先にしないと、「ワンクリックインストール」ではMTOSのインストールは出来ませんでしたorz
インストール中に何故か失敗して先に進めないという...
仕方無いので手動で各ファイルをインストールすることにしたのですが、どうやらワンクリックインストールでは最新版はインストールされないらしいので、いずれにしても手動でインストールする羽目にはなったような(^_^;)
インストール手順を進め、動作確認用の(独自ドメインではない)アドレスから接続すると、どうも細かい挙動が怪しい。
sixcoreが提供する動作確認用アドレスは、"http://XXXX.sixcore.jp/(独自ドメイン名)/" の様な形式なのですが、実際にサーバとして設定しているアドレスは、"http://(独自ドメイン名)/" となる訳で...
内部設定されているアドレス階層とずれてしまうので、mt-upgrade.cgiなどが正しく動作出来ないので、手動でもインストールが出来ない(ワンクリックインストールも出来ない理由なのだろうな...)状況に陥っておりましたorz
この辺りでこの際だからWordPressにでも変更するか、と思いつつも...
ひとまず現状のコンテンツ移行の手間なども考えると、MTOSのままの方が良かろうと、どうにかやり方を考えることに。
最終的に、アドレス解決だけの問題だから /etc/hosts を書き換えてしまえばいいか、という事で無理矢理インストールだけ終わらせてしまうことに決めました。
$ sudo vi /etc/hosts
##
# Host Database
#
# localhost is used to configure the loopback interface
# when the system is booting. Do not change this entry.
##
127.0.0.1 localhost
255.255.255.255 broadcasthost
::1 localhost
fe80::1%lo0 localhost
xxx.xxx.xxx.xxx www.ksworks.org
サーバ管理ツールのサーバ情報から取得出来るIPアドレスを、設定したいドメイン名として記載してしまうことで、DNSサーバの設定を変更せずに直接接続してしまう作戦に。
Mac OS-XやLinuxなどのUNIX系OSであれば、上記の様に/etc/hostsファイルを、Windows系OSでも、どこかにhostsファイルがあったのでそれを編集すればいけるはず(^_^;)
うちはMac OS-X(Snow Leopard)で、初期状態ではlocalhostなどの設定は記載されているので、その辺りは一切変更せず、最終行にIPアドレス(xxx.xxx.xxx.xxx部分)とうちのドメイン名(ご存じの通りwww.ksworks.org)を入れました。
※一応システムのファイルなので、変更することによって不具合などが発生する可能性がありますので、十分留意して弄る必要があります。
この段階で mt-upgrade.cgi なども問題なく動作するようになり、インストールそのものは無事終了しました( ´ ▽ ` )ノ
問題はコンテンツの移動で、できればその辺りは古いサーバと新しいサーバを両方参照出来る状態で設定したい...。
そんなわけで色々と考えたあげく、下の様な形で両方接続出来る様にすればいいという結論に。
先ほどの hosts 変更と合わせ技で、現状のDNSサーバを参照する為、Firefoxで外部のプロキシサーバ接続をして古いサーバのコンテンツを参照(赤い矢印)。
Chromeなどの他のブラウザを使えば、hosts変更が効くので新しいサーバを参照出来る様になります(青い矢印)。
Firefoxを使う理由は、Safari/Chromeよりもプロキシ設定する動作を限定出来るという点が、簡単かなーという程度の理由です。
Safari/Chromeでは、プロキシ設定をする場合はシステム設定を変更する必要があるのですが、Firefoxを使う場合は、Firefoxの設定で個別にプロキシを設定すればいいだけなので。
ここの青枠箇所にプロキシサーバのアドレスとポート番号を入力します。
幸いにも、自宅のプロバイダはBiglobeで、未だにプロキシ提供してくれているプロバイダだったので助かりました( ´ ▽ ` )ノ
プロバイダ提供のプロキシサーバが無ければ、所謂「公開プロキシ」などを使うのも手かもしれませんが...
そんなこんなで無事両方のサーバを参照することが出来る様になり、コンテンツ移行の目処がついたところで、実際の中身は未だに一切弄っていないという←
GWには片付けなきゃいけない宿題がたっぷりorz
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