ブレスト:PDCAサイクルの始め方とか考えてみる
個人的には、生産管理手法というよりも習慣化とかの話でよく見かけるものなのですが...
繰り返しを含む物事(そういう意味で習慣化が多いのかな)で、その汎用性・応用力の高いPDCAサイクルさんですが...
こいつを見ていると、たまにこう思うことがあるのです(^_^;)
どっから入ればいいねん、と。
物事の取りかかりって結構パワーが必要な気がするので、僕はそういうところで躊躇してしまうこともある程度にナマケモノな訳でw
普通に考えればPDCAの示す通り最初のPlanから...と思うところなのだけど、色々考えていると結構そうでもないのかも?と思うこともあったり。
なのでちょっと深掘りしてみようかなと( ´ ▽ ` )ノ
まずPDCAサイクルってどういうことか、見返す意味でWikipedia:PDCAサイクルから拾ってくると...
- Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
- Do(実施・実行):計画に沿って業務を行う
- Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
- Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする
ここでDo(実行)に着目すると、Plan(計画)ありきで実行し、実行した結果がCheck(評価)/Act(改善)の入力となります。
Planは特にPDCAのプロセス関係なく取りかかれて、Doにつながりそう。
CheckはDoしないと評価できないし、ActはCheckしないと何を改善するのかもわからない、と。
なので、やはり先に書いたように、まずは最初にPlan(計画)をする必要がありそうに見えます。
視点を変えて、同じWikipediaからPDCAサイクルでリンクされているページを確認。
とりあえずWikipedia:OODAループを見てみると...
- Observe (監視) :敵を発見・追尾する段階
- Orient (情勢判断/状況判断) :「監視」段階で収集した情報をもとに、彼我の情勢を判断する段階
- Decide (意志決定) :「情勢判断」段階で判断された彼我の情勢をもとに、採るべき方針を決定する段階
- Act (行動) :「意志決定」段階で採択された方針に基づいて、実際の行動に移る。
これをPDCAに当てはめてみると、Observe=Check, Orient=Act, Decide=Plan, Act=Do となるような感じです。
これだと、意外にCheckから初めても良さそうなのかな?という感触が。
さらにWikipedia:四諦を見てみると...
最後に「PDCAサイクルとの関連性」という項があるので、そこから引用します。
- 滅諦:計画(Plan)
- 道諦:実行(Do)
- 苦諦:評価(Check)
- 集諦:改善(Act)
ここでPlanに当たる「滅諦」の説明を読むと...
滅諦(めったい、nirodha-aaryasatya)とは、「苦滅諦」といわれ、煩悩が滅して苦のなくなった涅槃の境地を言い、いっさいの煩悩の繋縛(けばく)から解放された境地なので解脱の世界であり、煩悩の火の吹き消された世界をいう。
いきなり悟りなのか...と言うのでやっぱりちょっと印象が違う(^_^;)
で、元々の四聖諦の部分を参照してみると...
- 苦諦:苦という真理
- 集諦:苦の原因という真理
- 滅諦:苦の滅という真理
- 道諦:苦の滅を実現する道という真理
前半二つと後半二つとがそれぞれ固まりで、これを見ると前半→後半の順番になりそうな気がする。
苦の原因がわからないのに、むやみやたらに苦の滅はできないでしょう、という所感(^_^;)
※一応うちは仏教徒だけど、墓参りとか法事の時だけお寺に行くような程度で、細かい教理などは全く理解しておりません
てことで、この辺りを見てみると、意外にPDCAではなくてCAPDくらいの方がよさそうな気がしてきます。
そもそもの最終目標って?
よくよく考えてみると、習慣化したいことだったり(習慣化するでもないけど)繰り返し実行する必要のあることを、PDCAサイクル的にやろうとする場合、PDCAサイクルを回すことが目的ではなくて、あくまで実行(Do)が目的のはず。
だから、最後にDoができればなんでもいいんじゃないかとw
※仕舞い付けという意味で、その後次のサイクルのCheck/Actをすれば循環しそう
で、始めるときに...
Planから始めれば、計画を立ててじっくり物事を進めることができる。
逆に、ぱっと思いついた事を計画する時間(Cost)がネックで、モチベーションが下がってしまうこともありえる。
Doから始めると、思いついた時に実行するのだから、感覚的に気持ちいいw
でも、そもそも無計画で実行しているのだから、効果的に実行できるかどうか、場合によってはギャンブルになってしまうかもしれない。
Checkから始めるのは、まず最初に何もやっていない状態での現時点での問題点の洗い出しができる。
要するに要件定義から始めるって事で、一番深く考察をすることができる。当然だけど、実行までのTATは一番長くなってしまう。
Actから始めるのは...計画も無ければ評価も無いから無理かw
Plan/Do/Checkのどこから始めるのか、それぞれメリット・デメリットはあるような気がするので...
やりたいことに応じて、どう取りかかるべきかのバリエーションを持つのは有りかなと( ´ ▽ ` )ノ
こういう事を考えてるだけでは何も生まないのだけど(ブログネタにはなったか!)、偶に頭の体操みたいな感じで面白いw
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