ブログって、HTMLの細かい事を知らなくても色々と書ける、という点で凄い気軽だよなぁと思う反面…
やはりその細かい事を知っていると、面白いことが出来たりするというのも真実であるわけで(^_^;)
WEBデザイナーやってる人間からすると衝撃だったんですけど、もしかしたら結構こういう基礎的なところを知らずにブログやってる人も多いのかなと。
いまだにfontタグ使ってる人が多すぎて心配になるのでここらで一言物申しておきます。 もし長くブログを続けたいのなら、fontタグを使うのはいますぐやめましょう。
最近@delaymaniaさんが書かれているブロガー向けのHTML入門記事がアツイ!と思いつつ( ´ ▽ ` )ノ
別にHTMLタグを書く事が目的でないのであれば、Markdownとかの所謂構造化テキスト記法みたいなのを覚えた方がいいと思うんだよなぁ(´・ω・`)
— Ken AKASHIさん (@ksworks) 9月 4, 2012
↑ こういう元も子もない事を考える事もあったりするわけでw
Markdownって何?
そんな訳で、ブログ書くならとりあえず僕はMarkdown記法を憶えるのを推奨したい訳ですが、そもそもそれって何やねん、と。
Markdown は軽量マークアップ言語のひとつである。「読みやすく書きやすいプレーンテキストで書け、そして構造的に妥当なXHTML(もしくはHTML)に変換することのできるフォーマット」として、John GruberとAaron Swartzによって考案された。 Markdownの記法の多くは、電子メールでプレーンテキストを装飾する際の慣習から着想を得ている。
Markdown - Wikipedia
で、このMarkdownは、MovableTypeやWordpressなどの有名なブログシステムであればプラグインなどが対応しているので、この記法をそのまま書くことが出来るわけです。
Markdown 1.0.1 (18 KB) — 17 Dec 2004
オリジナルのスクリプトは、2004年に最終更新されています。
MovableTypeに付属していたプラグインでは微妙に差分があったようなので、微妙な調整などがされている可能性はありますが(^_^;)
これは古くて更新されていないから使えないという様な意味ではなく、逆にそれから8年(2012年9月現在)近くまで実用上でほとんど問題が無い程度まで枯れているという証拠だと思っていいのではないかと( ´ ▽ ` )ノ
さらに、ブログエディタとしてMarsEditを利用しているのであれば、MarsEditそのものがMarkdownに対応しているので、Markdown記法で書かれた記事をあたかもHTMLで書いたかのようにプレビューすることが出来るのというメリットもあったりしますw
※ということで、僕はこのブログはずっとMarkdownで書いています
Markdown記法
細かい記法の詳細はWikipediaのページなどを見てもらった方が早いかと思うのですが…
↑こんな感じでテキストを書くと↓こんな感じに整形されます。
その他に、見出しなども備わっているので、基本的な文章の構造として必要な情報はほぼ網羅出来ているので、結構充分使えるのです( ´ ▽ ` )ノ
ただ、文字の色を変えるとか取り消し線を入れるとか、そういう所で微妙にMarkdownが対応していない場所はHTMLタグを書く必要があるのですが…
逆に、敢えて装飾する必要性を考えたり、綺麗に収まるように(CSSなどを)設定したりと、普通に書けない分を上手く書く為に工夫をする事が出来るポイントになるので、そういう所は許容範囲なのかなぁと(^_^;)
構造化テキストという考え方
こうしてMarkdown記法を使うようになると、テキストそのものの「構造化」という考え方が身につきます。
要するに見出しがあって、段落があって、その中で強調したいところは何があって…という本当に基本的な所の「構造」が、生のテキストの状態で見やすくなるという事です( ´ ▽ ` )ノ
この「構造化」に対する理解があれば、hタグの中にstrongとかそういうのは、そもそも出てこないと思うのですorz
また、「構造化」することで見通しが良くなるので、書く要素の細かい部分にどのスタイルを適用するかなど、CSSとの連携なども非常にやりやすくなります。
本職のWebデザイナの人って、たぶんこの辺りの考え方とかって自然と身についてるのではないかなと思ってみたり…
あと、生のテキストで結構見やすいので、これは例えばメールに書いてみたり、Evernoteにちょっとメモしたり——Evernoteだとリッチなエディタついてますけど(^_^;)——というような場面でも活用することができます。
別にブログに限った話じゃなかったりする
Wordできちんとスタイルを定義してドキュメントを書けば、書式を整える工数を省いてドキュメントを書けます。
SEとか名乗ってる人種でも、この言葉の意味を理解してない人が多すぎると僕は思う
SEって、仕様書書いてお金もらってる人だと僕は思っているのですけどね(^_^;)
Wordで作成した資料で、見出しはおろかまともにスタイルの設定すらせず、全てフォントサイズを変えたり強調してみたりして、見たまんまの書式が良ければそれで良し、としている文書って結構多いと思うのです。
この辺りも、同様に構造化とスタイルの適用を考えながら作成すると、非常に簡単に&綺麗に見える文書を作成することが出来ます。
ついでに、そういう形で作成したドキュメントのサイズは比較的小さくて壊れにくいものが出来ます(※僕の経験上)
そういう意味で、文字の装飾とかそういうのを考える前に、文章の「構造」を考える為にも、「構造化記法」として使いやすいMarkdownを使うのをオススメしたいなぁと僕は思っている訳です。
とはいえ、構造とか無視して気の向くままに記事書いてそのまま公開しちゃうことが多い僕が言っても説得力低いよね__ \ノ’∀ン ヒャッホウ