東ラ研タスク管理分科会のスタッフだったり、タスクセラピーのコーチにならせて頂いたり、このブログとしても頑張ってタスク管理ネタを捻り出してみたり、色々と「タスク管理」について考える事が多い一年でした。
これから年末に向け、年明けにはガッツリとタスク管理を始めようと考える人も多い時期です。
未だに自分も完全に出来ているという感触がある訳では無いので余り偉そうな事は言えないのですが...
タスク管理をこれから始めたいという方に向けて、まずいきなり100%を目指してはいけない、ということを声を大にして言いたいと思います( ´ ▽ ` )ノ
昨今では「タスク管理」とGoogle先生に問い合わせてみれば、ブログなどの大量の情報があふれています。
その中には、非常にシステマティックで傍目には非の付けようが無いと思われるタスク管理システムを構築している人も多いです。
でも、それはその人に合ったシステムなので、これから始めようとする人にいきなり合うかは...
可能性としては限りなく0に近いものになるでしょう。
そこで試しにそのシステムを導入してしばらく経過して...
もし仮に、何か上手く廻らないような事が起きたときに。
「こんなに素晴らしいシステムを使っているのに、上手くいかない。自分には出来ないんだ...。やっぱり自分はタスク管理なんて向いていないんだorz」
と、無意味に自分を卑下する事にもなりかねない。
これはもの凄くもったいない(^_^;)
タスク管理のシステムは、洋服と同じで----サイズや形の好みの傾向などで大まかに選らぶ事が出来たりするわけですが----結局一番しっくりくるのは、自分に合わせて採寸や仮縫いのような手間暇時間を掛けて構築した、オーダーメイドの自分のシステム以外には無いのです。
まぁ、僕はオーダーメイドの洋服とか作ったこと無いんで、本当にそうなのかは全然わからないんですけどねw
「じゃあ面倒くさいからやんないよ!」
となりそうですが、この「面倒くさい」というのが、最初に述べたとおりの「いきなり100%」ということです(^_^;)
面倒くさいから、100%なんて目指さないで、出来るレベルだけやればいい( ´ ▽ ` )ノ
パレートの法則という物があります。
経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという説。 80:20の法則、ばらつきの法則などと呼ばれることもあるが、本来は別のものである。 イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則である。経済以外にも自然現象や社会現象等様々な事例に当て嵌められることが多い。
パレートの法則 - Wikipedia
有名すぎて今更なんだという話ですが...
- 全体の20%くらいが出来上がれば、だいたい上手く廻る。
そこまで極端じゃない!という気もしますが、法則になってるくらいなので、実際はそんなもんだと言うことなんだと思います。たぶん。
それでも、その20%を構築するために、上手く行く事もあれば上手く行かないこともあるはず(^_^;)
...というか、そんな簡単に100%出来る事だったら、世の中に「タスク管理」っていう分野の大量の本とかブログとか出てない訳ですw
それに簡単にはできないから試行錯誤をして悩んで辿り着いた結果だからこそ、それで得られる結果がよりいっそう「大きい」物----単純な結果に加え、試行錯誤が報われた事や「壁」を乗り越えたという実感による喜び----になるんではないかなと思っています。
これはタスク管理に限らず何事についてもですが...
そういう物なのだから、いきなり遠くに目標を立てても、そこに至るまでに息切れしちゃうことになる。それよりもまずは、身近にマイルストーンを置くのがいいはず。
ということで、まずは20%くらいを目指すべきな訳です( ´ ▽ ` )ノ
20%と考えたら、なんかすぐできそうな気がしませんか?