モノが無い≠シンプル

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毎度の事ですが、来週末辺りから姉一家が我が家に滞在する予定なので、少しずつ部屋の整理をしています。

先日記事を書いたTVボードなどもその一環だったりw

 

思えば、我が家は昔からいろいろとモノが溢れていた様な記憶があります。マンションの一室に五人家族が詰め込まれていればそれなりにモノがあるのは当然といえば当然なのですが(^_^;)

 

10数年前に始めて一人暮らしを始める為、最初は本当に何も無いがらんどうの部屋に若干の手荷物を持ち込んだ時、何も無さすぎて不安になった気もします。そこから、毎週末のように実家に帰っては生活に必要と思っていた様々な物を持ち込み、それでも足りない物を新たに購入して、物を揃える喜びの様な物を覚えました。

今から数年前に実家に戻るとなった時に、そこで増えたモノ達の多さに愕然とw

 

そこから、少しずつ物を減らす(厳選する)様に若干嗜好も変わっていったわけですが(^_^;)

 

今では冷蔵庫すら無くても充分生活できるから良いや、と思える位には考え方は変わっていますw

# 2月頃にも姉一家が来ていて、その時にホテルにあるような小さな冷蔵庫を(彼女らが使うように)買ってもらったのですが、来週くらいまでは電源すら繋がないんだろうなぁ

 

ここで、モノを減らすのはシンプルに生活する為の近道ではあるのですが、モノが無くなったところで、それがそのままイコールでシンプルな生活とは限らないということは、最近よく考えています。

主に「あの辺捨てようかなぁ」とか思い始めた時に、「いやまて、その前に『今度暇があったときに整理するために別で纏めておこう』とか言って見なくなった段ボールの片付けしろよ」とか考えながらなのですが(゜¬゜)

I have found that code that resonates with me and that I consider beautiful has a number of properties in common. Chief among these is simplicity. I find that no matter how complex the total application or system is, the individual parts have to be kept simple.
私はこれまでに、優れている、美しい、と思えるコードを多数見てきました。そこには、必ずいくつか共通の特徴があると気づきました。その中でも特に重要なのが「シンプルである」ということです。アプリケーションやシステムが全体としてどれほど複雑であっても、個々の部分を取り出してみると、すべてシンプルになっています
美はシンプルさに宿る(Beauty Is in Simplicity) By Jørn Ølmheim

『プログラマが知るべき97のこと』からの引用ですが、ここで重要なのは無理に “複雑さ” を避けることは正しく無いということだと思っています。

 

それなりに大きなプロジェクトであれば、それなりの複雑さを持つのが当然です。

逆に無理にシンプルにしようとして全体を単純化しようとすると、その “歪み” がどこかに現れて苦しむことになる気がしています。

プログラムに限らず、考え方としてはモノを持つか捨てるかという場面でも同じでしょう(´・ω・`)

 

足の踏み場も無いほどにモノが溢れていても「どこに何があるのか把握出来ているから大丈夫」と開き直るのも極端なら、見渡す限りにモノを無くしてしまって「何も無いからシンプルだ」というのも極端です。とはいえ、一番バランスの取れた状態がどこにあるのかはよくわかりません。

なので時折、余りにも極端に走りすぎて元々目指していた方向性を見失ってしまっていないか、振り返る必要がありそうな気がしています。

 

近所にスーパーやコンビニや自販機があるから冷蔵庫は無くても良い、というのは無理矢理に単純化しようとしている事になってしまうのかなぁ。

 


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